有接点リレー方式と無接点リレー方式の違いとは?

シーケンス制御を行うときの方法として、有接点リレー方式と無接点リレー方式があります。

有接点リレー方式は電磁リレーをスイッチとして稼働するタイプの方法です。
負担容量が大きいので、電動機など比較的大きな設備や機器に導入される制御方法です。

それに対し無接点リレー方式は、トランジスタやICなどの半導体を用いて制御していく方法です。
瞬間的な反応が良いので、動作を速くしたいときなどに利用されます。
例えばテレビやDVDレコーダーなどでは無接点リレー方式が採用されています。

使い分けとしては消費電力量や動作の安定化などを考えて、どちらかを利用するケースが多いです。

有接点リレー方式なら過負荷耐量が大きいですし、また電気的なノイズに強く安定しているので、大きな設備や機械の設計に向いています。

無接点リレー方式なら動作が速く、それでいて消費電力も少ないので、軽微な機器や家電などを設計したい時には、こちらの方式が多く導入されます。

有接点リレーと無接点リレーの違いを一般の方が認識して電気設備を使うことは少ないのですが、意識的にスイッチをカチッと入れて動かすようなものが有接点リレーで、発光電子の動きでオン、オフが切り替えられるものは無接点リレーと解釈しておくとわかりやすいかもしれません。

成本設計ではこういったシーケンス制御を用いた業務も行っています。
作業に興味がある方はぜひお問い合わせください。

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